中世国文学ゼミナール
中世国文学ゼミナール
中世国文学ゼミナールは、院政期から戦国期までの文学を研究対象としています。講義の中では、主に能や狂言の作品を読んでいきますが、能と狂言は、それ以前の文学?経典を始めとする万巻の古典を典拠としていますので、およそ古典文学全般を視野に入れなければなりません。でも、考え方を変えれば、能や狂言には、万巻の書物がコンパクトに収められているのですから、万華鏡を覗くようなもの。その豊穣な世界を、一緒に読み解いていきましょう。
ゼミナールはまた、卒論へと結実する、思索の訓練の場でもあります。一語の解釈の向こうに、深遠な文学史的課題が見えてくることは少なくありません。読み飛ばさないこと、情識に囚われず、自ら深く考えること、この習慣によって身につく力こそが、人間を自由にします。
旅もまた、思考を軽やかにします。今年のゼミ旅行のテーマは何にしましょうか。趣向を凝らすのも、このゼミのお楽しみ。