国際交流
SIEP(成城国際教育プログラム)とは?
目的
「Seijo International Education Program(成城国際教育プログラム)」(以下、SIEP)は、世界共通言語(Lingua Franca)としての重要性を増している「英語」を実践的に学び、グローバル社会で必要とされる幅広い国際教養とコミュニケーション力を身につけることで、皆さんが2年次?3年次に、交換?認定留学や海外インターンシップにチャレンジできる能力を養うことを目的としています。
※このプログラムは英語での留学?修学体験を対象としており、他言語を希望する学生については国際センターで別途相談に応じます。
なぜ、留学?海外インターンシップなのか?
21世紀の社会では自分の専門性をしっかりと持つと同時に、グローバル社会を生き抜くために必要なセンスと能力を身につけることが重要です。そのためには、在学期間中に留学や海外でのインターンシップを一定期間実践することがもっとも効果的です。実際のところ、語学的なハンディを背負いながら、日本とはかなり異なる文化環境で生活しながら勉学?就業しなければならないため、大変チャレンジングなものですが、人間的に大きく成長することのできるとても良い機会なのです。
留学するために必要なこと?大切なことは?
留学?修学体験をするとは言っても、具体的にどのような準備が必要なのでしょうか。大学では、自分の専門をしっかりと学んでいることが前提となりますが、そのうえで、国際語としての「英語」がアカデミック?レベルで運用できることが必須となります。しかし、それ以上に必要なことは、留学?修学体験の実現のための入念な計画を立て準備にしっかりと取り組む強固な意志と、それを貫くエネルギーが大切です。留学は制度上の原則として2年次?3年次となり、その準備は1年次から計画的に取り組むことを推奨します。
参加条件
参加登録するには、英検2級レベル(CASECで約550点)以上であることが求められます。しかしながら、英検2級以下でもチャレンジングですが「やる気」があれば登録は認められます。
修了要件
「全学共通教育科目」の中にある「国際交流科目群」のうち、「留学準備演習」2単位とSIEPの選択科目から8単位以上、合計10単位以上を4年生の前期までに修得することが修了要件です。
SIEP必須科目
「留学準備演習」
留学するにあたり語学力は不可欠ですが、それだけでは不充分です。留学先では多くの人に出会い、様々な考え方や生活スタイルにも触れますが、予備知識があると新しいことへの理解も深まります。そうすることで大学での学びや現地での生活も、より充実したものになるでしょう。
本演習では、異文化間コミュニケーションの代表的な概念を講義で紹介し、演習を通して身につくようにします。まずコミュニケーションや文化とは何か、そして価値観や認識についても考えます。また留学先の言語で話しても、それが現地の人たちに伝わらない理由についてもいくつか学びます。さらにカルチャー?ショックや異文化への適応プロセスなど、外国で経験すると思われる問題を解決するために役立つ知識も紹介します。
SIEP選択科目
「Academic Skills(英語)」
アカデミック?レベルで英語が運用できるスキルを学びます。授業は英語で行われ、TOEFLやIELTS試験の対策も行います。
留学や海外インターンシップができるレベル(TOEFL-iBT 61以上、IELTS 5.5以上)への到達を目指します。
「Area Studies(地域研究)」
「Japan Studies(日本研究)」
「Special Topics」
英語で開講される、地域研究や、日本の経済?社会?文化全般やグローバルな問題を扱っている科目群です。特に、「Japan Studies」と「Special Topics」は、少人数制で海外からの交換留学生も履修するため、本格的な留学疑似体験ができる授業です。
「海外短期語学研修」「海外短期研修」
夏季または春季の休業期間を利用して海外で行われる短期(3?4週間)の研修です。語学(英?仏?独?中)を学ぶ「海外短期語学研修」と、英語学習と就業体験を組み合わせた「海外短期研修」があり、どちらも現地での研修と共に異文化コミュニケーションを実体験によって会得することができます。
※SIEPを修了すれば留学に必ず行けるわけではありません。交換?認定留学では、TOEFL-iBT 61またはIELTS 5.5 以上を取得することが応募の条件となります。SIEPの修了を目指すことは、この語学スコアをクリアする近道でもあるのです。