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2019年度 秋冬講座
25) くずし字で『伊勢物語』を読む

講義内容

くずし字で『伊勢物語』を読みます。平安時代に生まれ、近代まで続けて用いられてきた美しい仮名文字を基礎から学びながら、日本人の美意識の形成に深くかかわった古典を鑑賞します。王朝の美しい写本などにも触れてみましょう。前期からの継続ですが、初めて受講される方にも配慮して進めます。

各回テーマ

(1) くずし字の基礎知識。『伊勢物語』の概要。

(2)『伊勢物語』第七十段?第七十一段（伊勢斎宮?狩の使い余話）を読む。

(3)『伊勢物語』第七十二段～第七十四段（伊勢関連話）を読む。

(4)『伊勢物語』第七十五段（伊勢関連話）を読む。

(5)『伊勢物語』第七十六段（小塩山）を読む。

＜参考書＞
小島孝之著『古筆切で読むくずし字練習帳』新典社 本体1,000円＋税
笠間影印叢刊刊行会編『字典かな　— 出典明記 —』笠間書院　本体380円＋税
伊地知鐡男編『増補改定 仮名変体集』新典社 本体350円＋税

講師紹介

専攻：日本文学
1943年生。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程中退。博士（文学）。立教大学助教授、同教授、東京大学教授を経て鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐教授。2014年3月定年退職。鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐名誉教授。主な著書に『中世説話集の形成』（若草書房）、『沙石集』（新編日本古典文学全集、小学館）などがある。