「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
源氏物語は、日本のみならず各国語に訳されて、世界中で愛読されています。なぜ源氏物語は、世界に通用する名作となったのでしょう。実は源氏物語は、古代のインド?中国の文学から多くを学んでいたのです。そこから源氏物語は、どのように世界文学となったのか、本文を味わいながら考えます。
各回テーマ
(1) 世界文学との出会い — インド?中国の文学と源氏物語 —
(2) 唐代文学の世界性 — 長恨歌と源氏物語 —
(3) 世界の民話と源氏物語(1) — 浦島説話?羽衣説話 —
(4) 世界の民話と源氏物語(2) — 七夕説話 —
(5) 世界文学への飛翔 — 源氏物語の独自性 —
講師紹介
専攻:国文学、特に平安朝文学
『古今集』や『新古今集』等の和歌、『伊勢物語』や『源氏物語』等の物語など、平安朝の文学を中心に、日本の言語?文学?文化を研究している。京都大学文学部卒業?同大学院修了。博士(文学)。
著書に『源氏物語序説』(平凡社)、共編著に『佐竹昭広集』(岩波書店)など。
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