「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
中央アジア、東アジア、日本の各地では、多彩な仏教絵画が生み出されました。各地の仏教絵画、垂迹絵画のいくつかを取り上げ、その図像を解釈することによって、それらを生み出した文化的な背景に思いをはせてみましょう。
各回テーマ
(1) キジル石窟壁画の仏伝図(1) — 絵画にみる釈尊の生涯 —
(2) キジル石窟壁画の仏伝図(2) — キジル石窟に涅槃関連の図像が多い理由 —
(3) 法隆寺金堂壁画(1) — 図像を比定し、配置の構想を考える —
(4) 法隆寺金堂壁画(2) — 敦煌や西域の絵画との比較からわかる金堂壁画の特異性 —
(5) 大英博物館所蔵不空羂索観音二神将像 — 修理を通してわかったこと —
(6) 熊野曼荼羅の多様性 — 神と仏で表す山岳信仰の世界 —
講師紹介
専攻:東洋美術史(とくに中央アジア仏教絵画史)
福岡県生まれ。九州大学大学院後期博士課程中退。東京国立博物館、東京文化財研究所に勤務。東京文化財研究所による敦煌莫高窟保存修復共同研究、ユネスコのクムトラ石窟保存修復事業等に参画。チベット文化圏の宗教儀礼、仮面、壁画、タンカの調査にも参加。
お問い合わせ
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