「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
19世紀半ば皇帝ナポレオン3世は、ロンドンに勝る世界一美しく衛生的な首都を造ろうとした。それ以前のパリは、悪臭と汚わいに満ちた不衛生きわまるカオス的中世都市であった。かれの都市改造事業を促したのは、断続的にパリを襲う疫病、コレラやチフスであった。
<参考書>大森弘喜著『フランス公衆衛生史』学術出版会 本体9,200円+税
各回テーマ
(1) パリの都市改造事業とナポレオン3世の目論見
(2) コレラ流行とその病因論争
(3) ミアズマ説と下水道整備?屎尿処理
(4) 上水道の整備と道路拡幅の意味
(5) 大家の吝嗇と「水の恩恵」:民衆の公衆衛生
講師紹介
専攻 : フランス社会経済史
近現代のフランス社会をさまざまな視点から研究している。経済史の観点からはフランス農業史、鉄鋼業史などを、社会史の観点からは公衆衛生史や貧困の歴史を考究している。今回は19世紀パリの疫病と公衆衛生を論ずるつもりです。
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