「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
11世紀末から12世紀末までの南仏のトルバドゥールの詩と北フランスの物語を翻訳で紹介し、解説します。特に当時の北フランスにおける文学?文化状況を概観することにより、歴史家セニョボスの「恋愛は12世紀の発明」という言葉の理解の仕方の一つを示したいと思います。写本の細密画も随時お見せします。
<参考書>原野昇編『フランス中世文学を学ぶ人のために』世界思想社2,415円(税込)
各回テーマ
(1) 恋愛の発明? トルバドゥール ギヨーム九世
(2) あまりに儚い恋人 『ローランの歌』におけるオードの死
(3) 民話と宮廷風恋愛の出会い マリー?ド?フランスの『レー』
(4) 恋する騎士ランスロ クレチアン?ド?トロワの騎士道物語
講師紹介
専攻 : 中世フランス文学大学院入学以来、『狐物語』におけるパロディーというテーマの研究で、12、13世紀フランスの物語作品を読んできました。この講座では、これまで『狐物語』がからかって扱っている対象として論じてきた宮廷風恋愛を、正面から見つめ直してお話しをしてみたいと思っています。
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