「成城 学びの森」コミュニティー?カレッジ
講義内容
加藤周一は戦後日本の代表的思想家で、政治に言葉で関わった知識人である。
その加藤が80代半ばの2002年に公開講座で行った対談「戦後思想を語る」から、「日本文化の雑種性」「ナショナリズム」など、いくつか論点を選んで講義する。あわせて『羊の歌』など自伝的文章についても考える。
一緒に巨人の肩に乗って未来を見つめてみませんか。
<テキスト>加藤周一著『二〇世紀の自画像』ちくま新書819円(税込)
各回テーマ
(1) 現代ヨーロッパの精神と加藤周一
(2) 雑種文化をめぐって
(3) 原爆、沖縄、在日
(4) 文学とナショナリズム
(5) 日本とアメリカ
(6) 「わたしの二〇世紀」
講師紹介
専攻 : フランス文学?思想1980年代後半にパリ大学で20世紀フランス文学を学ぶ。留学中、加藤周一が1957年に書いた「ファシズムをその思想の内側から問題とすることのできる時期は、今はじまった」という一節に励まされた。訳書にジョナサン?リテルの小説『慈しみの女神たち』など。
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