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2023.05.26
5月19日(金)、「鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐 紀伊國屋書店アカデミア 連続講座 世界に誇る日本の<本>」の第2回を開催しました。本事業は紀伊國屋書店と鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐のコラボレーションによるもので、紀伊國屋書店新宿本店アカデミック?ラウンジにて、鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐教員が講義を行う初めての試みです。日本人の知らない日本の本の魅力、書物文化の可能性について、全3回の連続講座で紹介していきます。
第2回は「巻子本と冊子本 —中世—」と題して、文芸学部国文学科山田 尚子准教授が担当しました。事前に予約された方、第1回講座にもご参加いただいたリピーターのほか、オープンスペースのため当日お立ち寄りいただいた方々も多く、約30名に参加いただきました。
第1回上野教授による講座では、本そのものの美しい装丁に価値があることが紹介されましたが、第2回講座では、日本には中国で作られた書物である「漢籍」が遣唐使、留学僧、商人などによって持ち来まれ、学問の対象として大切に読み継がれてきたことから、中国では既に失われてしまった佚存書も保存されており、美しさだけでなく、内容も大変価値のあるものであることに言及されました。
古書の装丁の変遷についても触れられ、巻子本は裏面が使えるため、巻き取って読み進めながら裏面に書かれた注釈も同時に目に入るなど、実物やレプリカを用いながら興味深い解説をいただきました。
来月には連続講座 「世界に誇る日本の<本>」の最終回を開催いたします。ご期待ください。
【今後の開催予定】
第3回 手書き本(写本)?木版印刷本(板本)?活字本 —近世以降—
日時:6月23日(金) 18:00~19:30 ※17:30受付開始
講師:宮﨑 修多 鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐教授(文芸学部国文学科)
予約?詳細は こちら