政策イノベーション学科
社会を持続的に発展させる原動力として、イノベーションがどのように生み出されていくのかを追究する学科です。企業の研究開発戦略や、新製品開発、研究者の管理など実践的な問題とともに、国の科学技術政策、さらには国際関係といった幅広い問題まで統合して考えます。
展望の難しい不確実な社会状況において、イノベーションの生成プロセスを理解することは実社会において組織や制度を革新していく者となるためには極めて重要です。政策イノベーション学科でイノベーションの経済分析や政策論あるいはその歴史を学ぶことを通じて、グローバルな視野と多様な認識方法を体得できます。また、戦略的な視点からイノベーションを学び、企業の現場を観察(もしくは企業の現場を考察)することによって、現代企業が直面する問題を主体的に分析する基礎的素養を身につけることができます。
こんな職種を目指すことができます。
国の政策 | 国家公務員、地方公務員、NGO?NPO職員など |
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企業の戦略 | 企業の経営企画担当者、製品開発プロジェクトリーダー、 スタートアップ経営者、事業コンサルタント、 ベンチャーキャピタリスト など |
キャリアプランニングの例
国家公務員?地方公務員 | 国、地方自治体に関わらず知識立国という新しい視点から、行政府、企業、住民の関係をとらえることのできる公務員。 |
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金融?投資関連業界 | ベンチャー企業への投資から各種金融商品および国際金融システムを通じた資金供給まで、国や企業のイノベーション活動を支える投資活動、融資活動を行う人材。 |
開発等の国際的活動 | 従来の開発?援助という視点ばかりではなく、イノベーションの国際間移転という視点から新たな国際関係や地域間関係のあり方を考えられる人材。 |
新製品開発 プロジェクトリーダー |
企業の持つシーズ(技術)と市場の二一ズ(顧客の欲求)の両側面についての的確な評価を下せる能力をつけることにより、競争企業から一歩先を行く新製品の開発を行えるプロジェクトリーダー。 |
ベンチャー企業家 | 新しい発想の下に市場における新規需要を発掘し、人材を組織し、自ら先頭に立ち事業を遂行する行動的な人材。 |