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2023.06.01
社会イノベーション学部の専門科目である「イノベーション?マネジメント実践演習」は昨年度までの「社会イノベーション特殊演習」を名称変更した授業です。実社会でイノベーションに取り組んでいる企業から講師を招聘し、イノベーションの可能性、課題やその解決策、社会?経済へのインパクト等について考察します。授業は講義?グループワーク?プレゼンテーションという一連の構成を前半?後半の2回繰り返しながら、実践的に学んでいきます。
今年度の前半は、昨年に引き続き富士通株式会社の協力で実施。受講者は4人程度のグループに分かれ、モビリティ技術をいかに社会課題の解決に応用できるかというテーマに沿って、学生たち自身が課題を設定しました。
5月23日に行われたプレゼンテーションでは、災害時に迅速に情報収集できるドローン、119番通報と連動して作動するAEDを搭載したドローン、イベント会場のゴミ収集ロボット、視覚障がい者の旅行を支援するポータブル機器という、各グループそれぞれ視点の異なる提案が発表されました。7分間の持ち時間で、問題提起から具体的な商品?サービスの提案、その提供先(顧客)、今後の課題まで言及されており、リアルな問題意識に基づいた非常に実際的なプレゼンテーションでした。
講師からは「機能を限定することで実現性の高い提案になっていた」「自分たちに身近でない社会課題に対しても深掘りできていた」「決められた時間の中で何を伝えるかは社会にでてからも必ず必要になるスキル」といったアドバイスや感想が述べられました。
受講した学生たちからも「長期間のグループワークは初めての経験だったが、納得いく提案にまで昇華できた」「自分だけでは思いつけないアイデアもあり、みんなで作り上げる意義を感じられた」「まさに“イノベーション”を学べた気がする」といった声があがり、学ぶ面白さや達成感を感じられた様子でした。
後半の授業には、起業家として活躍している社会イノベーション学部卒業生が講師として登場。受講者たちは、新たな課題に取り組みます。