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2022.06.02
社会イノベーション学部の専門科目として開講されている「社会イノベーション特殊演習」では、大きく2つのセクションに分け、それぞれ専門家や企業等の当事者を招聘して、私たちの社会?経済に大きな影響を及ぼしていくと考えられるイノベーションと、その構成要素となる技術等に関連する具体的事例を取り上げ、イノベーションの可能性、課題やその解決策、社会?経済へのインパクト等について考察します。
今年度の授業は、前半を富士通株式会社の協力で実施。受講者は5、6人のグループに分かれ、「移動手段としてのモビリティの課題と未来」というテーマに沿って、学生たち自身が課題を設定し、議論?発表を行いました。
5月17日のグループワークでは、富士通株式会社の方々のサポートにより、行き詰った議論が動き出し、新たなアイデアが生まれる場面も見られました。「悩んだら最初に決めたゴールに立ち戻ること」「解決策ありきの課題設定になっていないか確認すること」など、自らの事業開発の経験を通じたアドバイスは、学生たちにも大きな刺激となったようです。
5月24日には、各グループ5分間のプレゼンテーションを行いました。電車遅延時に有効なアプリ、ランチタイムの混雑緩和のためのソリューションなど自分たちに身近な課題の解決法から、地方の観光促進や駅ホームからの転落事故防止法といった社会全体の課題に対する提案まで、多彩な発表がなされました。発表後は鋭い質問も飛び、互いに学びあい高めあう学生たちの積極的な姿勢が印象的でした。
後半の授業には、起業した本学部卒業生が講師として登場。学生たちは経営者として活躍する先輩の下で、英語での最終プレゼンテーションを見据え、自分たちの卒業後もイメージしながら新たな課題に取り組みます。
プレゼンテーションの様子
パワーポイントにもグループごとに工夫と個性が
質疑応答では鋭い意見も