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2023.01.21
2022年12月18日(日)に開催された「第7回アカウンティングコンペティション」(於 日本大学商学部キャンパス)で、経営学科上田晋一ゼミナールの3年次生が審査員特別賞を受賞しました。
アカウンティングコンペティションは、会計分野の大学生がチーム単位で研究成果を競い合う大会です。学術研究分野と実践研究分野に分かれ、先行研究、研究プロセス、独創性、プレゼン、質疑応答の観点から専門家による審査が行われます。今大会には、24大学、31ゼミ、76チームのエントリーがありました。
上田ゼミ「Teamとまち」の6名(小島ももさん(チームリーダー)、浅井優輝さん、石井秀征さん、金井彩夏さん、小林美葵さん、佐藤緋奈乃さん)は、学術研究分野で「Non-GAAP利益の開示は業績報告の質を向上させるか?」という研究報告を行い、特定の審査項目が極めて優れていたチームを表彰する「審査員特別賞」に選出されました。
賞品として「楯」とAmazonギフト券1万円が授与されました
発表内容
本研究は、会計基準に基づかない独自の利益指標を開示する実務が普及し、業績報告のあり方が問われている状況に着目して、「独自利益はP/Lの営業利益よりも利益の質が高いのかどうか」を検証しています。IFRS適用企業のデータを用いた重回帰分析から、独自利益を開示する企業は、営業利益の持続性(将来キャッシュフローの予測能力)が他の企業よりも低い一方で、独自利益の開示方法にも課題があることを明らかにしています。
大会準備委員会をはじめ、多数の協賛企業、監査法人の皆様に感謝申し上げます。
アカウンティングコンペティション