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2021.09.07
8月30日(9:30~17:30)、第30回経営学合同ゼミナール研究発表大会が、幹事校を置かずに参加校による初の共同開催で行われました。昨年来の世界的なコロナ禍、一層の感染拡大が続き、ワクチン接種が追い付かない状況のなかで、同ゼミナールは2年連続で現地合宿が中止となり、オンライン形式での開催となりました。もっとも、東京オリンピック&パラリンピックが無観客で開催されたことは稀有の出来事でした。
経営学合同ゼミナールは、1990年に開始され、学生が企画運営する合宿&研究発表の形式で行われ、教員&学生(学部生、大学院生)が大学の枠を超えて学び、相互に交流を図ることを目的としています。今年の参加校は以下の8大学、12の研究発表、100名を超える参加者となりました。
京都先端科学大学?江向華ゼミ、甲南大学?奥野明子ゼミ、公立鳥取環境大学?中尾悠利子ゼミ、公立鳥取環境大学?連宜萍ゼミ、滋賀大学?陳韻如ゼミ、就実大学?大塚祐一ゼミ、就実大学?小柳智裕ゼミ、鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐?境新一ゼミ、法政大学?宇野斉ゼミ、麗澤大学?寺本佳苗ゼミ (※50 音順)
今年度の統一テーマは「地域 × 社会資本 × アフター/ウィズコロナ」(3つの要件をふまえた研究課題)でした。コロナ禍のなかで一層深刻化している社会的課題、高齢者や障がいのある方々との絆、地方の経済?社会?環境の悪化などに対して、一石を投ずるアイデア、提案などが期待されました。
全国各地をZOOMミーティングでつなぎながら、発表15分、質疑応答5分で構成され、各発表に対して、学生による質疑?評価ならびに各先生からの講評がなされました。また、有識者として日置弘一郎先生(京都大学名誉教授)、澤野雅彦先生(北海学園大学元教授)、砂川和範先生(中央大学)も特別招聘して講評が行われました。
例年、境ゼミでは全員で1グループ1テーマを研究発表していましたが、今回初めて2グループが異なるテーマ(A、B)で個別に発表を行いました。詳細は以下の通りです。
Aグループ:「空き家のリノベーションと仲介の連携による地域活性化~茨城県阿見町の事例を踏まえた新たな空き家バンクシステムの提案~」
Bグループ:「高齢者の孤立死を防ぐ新しい絆づくり-大学生との異世代ホームシェアの提案を中心に-」
また研究発表のあとに、(株)テムザック グループ総括部 部長?髙本 明日香 氏による特別講演「With/After コロナを見据えてテムザックの京都ブランド構築への挑戦」がオンライン中継で行われました。医療、災害、生活の場で最先端技術を駆使したロボットが新たな生活を創造する強力なパートナーになることを認識する絶好の機会となりました。
最後に審査結果が発表され、鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐?境ゼミは最優秀賞に輝きました。境ゼミは、14回目の参加となり、8年連続で受賞しています。先輩(上級生および卒業生)からの成果を継承しつつ6月から準備を開始し、コロナ禍でも関係者には電話やZOOMによるインタビューを行うなど、3年ゼミ生によるチームワークで実現させました。今後の教育、研究、就活に大いに役立つものと思われます。
経営学合同ゼミナール
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