「夏季澤柳塾」^（注）は、JAL（日本航空株式会社）、明治大学と鸿运国际_鸿运国际app_中国竞彩网重点推荐のコラボレーションによる産学連携型の協働プロジェクトで、大学１?２年生計47名（うち本学学生は17名）が参加。初回（8月1日）は明治大学、2日目（8月20日）はオンライン、最終日（9月12日）は本学で実施しました。
今回、JAL様から提示されたテーマは、「未来の航空人財を増やすためのアクションを考え、提案してください！」。参加者は10のグループに分かれて、グループワークを活性化させるためのレクチャーやグループワークを交えながら課題に挑戦しました。
成果発表会では、グループ毎のプレゼンテーション後にJAL様から講評をいただき、これまでの振り返りなどを行いました。
参加者からは、「チームワークの大切さや計画性、プレゼンの仕方についても深く知ることができた」「自分一人で発言したり進めることがあり、周りが発言しやすい環境構築や、チームの一人ひとりの意見を尊重する姿勢が欠落していた」「自分の意見を積極的に発信することの大切さを学んだ」などの感想が寄せられました。
現場のリアルな課題に取り組むことで、プロジェクトの経験値だけではなく、グループ内の様々な視点や意見を集約して提案内容をブラッシュアップしていく過程でも多くの学びや気付きを得たようでした。
キャリアセンターでは、今後も様々なプログラムを通じて学生の学び?成長の機会を提供していきます。

学生からのコメント

私が今回の「澤柳塾」に参加した理由は、企業の問題解決を通じて自己理解を深め、自分の強み?課題を発見したいと思ったからです。
実際に企業の方々の前でプレゼンテーションを行う場面では、質疑応答への準備もしっかり行わなければ対応できないという、普段の講義では感じられない独特の緊張感を持って臨みました。そして、最終日のグループワークで、メンバーから「リーダーに向いている」と言われたことで、何か話し合いがあった時にはもっと積極的に取り組もうと思えるようになりました。
今までは何かのリーダーになろうと思うことはなかった、私。
「澤柳塾」を通して、自分では気付くことができなかった「強み」のヒントを得られた気がしました。
今後は、自分の強みになりそうなリーダーシップ力をさらに伸ばしていくために、積極的にコミュニケーションを図って話を進めたり、意見をまとめていくことに意識して行動したいと思っています。

（経済学部経営学科1年　宮下優実）

「澤柳塾」で印象に残っていることは、グループ活動において本音で話し合える集団となるために、メンバー内が良い雰囲気であることの大切さを学んだことです。
JAL様の企業理念や風土を理解し、整備士を筆頭に人材不足が深刻化している状況や少子高齢化などの社会問題と照らし合わせながらグループで議論を進めていく中で、メンバーの意見が行き詰まり、方向性を見失いそうな場面がありました。
私はグループリーダーとして、その空気感を変えるために、一度休息を取ったことで、各自が抱えていた不安や悩みなどが解消され、以前よりもグループ内の雰囲気が温かくなり、本音で意見を言い合えるようになりました。そして、その後の議論が円滑に進み、自信を持って発表に臨むことができました。
「澤柳塾」は、自分では気付けなかった長所や志高き仲間と出会うことができる、多くの学びがある場だと思います。何かを変えたいと考えている方や、新しい自分を探している方は、「澤柳塾」の受講を強くお勧めします。

　（法学部法律学科２年　石田拓夢）

「澤柳塾」で印象に残っていることは、社会人である「大人の目線」から、良い点や改善点について直接ご指摘をいただけたことです。実際に現場で活躍されている方に褒められるととても自信になりましたし、説得力のあるご説明で改善点も明確になりました。
また、各グループの中間発表や成果発表での質疑応答を通じて、プレゼンテーションで突っ込まれる（指摘される）ポイントを掴めた気がしています。このポイントをあらかじめ抑えておくと、周囲に納得感や説得力のある内容になっていくことを実感しました。今後はレポートなどを書く際にも役立てていきたいと思います。
「澤柳塾」を受講して、自分が強みだと思っていたことにさらに自信がつきました。また、これまで「なんとなく」海外留学を考えていたのですが、自分が働きたいと考えている業界と向き合い、海外に行くことよりも、国内で自分の得意（長所）をさらに伸ばすことが、「確実に」就職活動に活きるのではないかと気付き、視野が広がりました。このように、今後の学生生活を考える良い契機にもなったと感じています。

（社会イノベーション学部政策イノベーション学科1年　内藤優香子）
　

注）
「澤柳塾」は、キャリアセンターが実施しているキャリアサポートプログラム。「独立独行」をテーマに掲げ、自分の信じる道を自分で切り拓くことができる人材を輩出していくため、社会で必要な力や将来の選択肢を知る機会、また経験の中で自分の価値観や強みを磨く機会を提供。2017年度から、キャリアセンターとOriginal Point（株）が共同で企画?実施しており、延べ400名以上の学生が参加。