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遠藤 健哉 教授「組織イノベーション論」

講義内容を1枚の図にビジュアル化!4つの工夫がポイントの授業

遠藤 健哉 教授「組織イノベーション論」

教員基本情報

氏 名:遠藤 健哉(えんどう たけや)

所 属:社会イノベーション学部

職 名:教授

専門分野:戦略経営論、イノベーション?マネジメント、組織変革論

授業概要

対象者:社会イノベーション学部2~4年生

授業形態:講義

実施学期:2019年度後期

履修者数:32名

※ページ内のpoint!は授業のポイントです

授業内容と取材当日の授業について

 本授業は、社会イノベーション学部で開設されている専門科目の中の選択科目である。戦略系科目のうち、「戦略論」「組織論」の授業をベースに、そのアドバンスという位置づけで設置されている授業であるため、週2回の集中授業となっている。また、15回×週2回の授業の中で中間試験も設けられており、定期試験や授業内のレポートと併せて成績評価が行われている。
 授業の達成目標は、イノベーションを促進する組織能力の特徴、当該能力を向上?更新させる組織変革のプロセスについての知識や考え方を身につけ、現代企業に競争優位をもたらす経営戦略とそれを効果的に実現するための新たな組織やビジネス?モデルを具体的に提案し、現実の企業組織が直面する諸問題に対する解決策を導くことができる、とされている。

取材当日(2019年11月5日)の授業は、以下の流れで進められた。

授業の流れ

①資料配付?前回授業の復習<10分>

②頭の体操と学生たちの発表<20分>

③本日のテーマについての講義<45分>

④講義内容を図式化した説明<10分>

⑤まとめ<5分>

遠藤 健哉 教授「組織イノベーション論」

 授業開始とともに、レジュメや関連資料が配付された。
レジュメはところどころ穴あきとなっていることが印象的であった。
 冒頭、前回の授業内容の復習を行いながら、コメントペーパーに書かれた学生の質問に対する回答が行われた。その際、回答の補助となる資料もスライドに投影し、学生の理解を促進させる工夫がなされていた。また、説明とともに学生の反応を先生がよく観察し、「覚えているか」「ここまで理解できているか」といった声掛けが行われ、学生たちもうなずいて反応するといったやり取りが見られた。
 つぎに、「頭の体操」が行われた。「頭の体操」は、当日の講義内容の導入や復習として位置づけられており、学生がスムーズに講義内容を理解できるように、学生同士の活発な意見交換ができるように、という先生の願いから始められたものである。この日は講義の導入として、元日立マクセル会長の佐藤東里氏のインタビュー内容が記載された雑誌記事をもとに行われた。「イノベーションの種が生まれる」という視点を意識して新聞記事を読むように先生からの指示があり、しばらく静かに記事を読む時間となった。その後、どのような気づきを得られたか各自発表してもらいたい、と先生からの問いかけがあり、数人の学生が手を挙げて発表を行った。先生は学生の発言内容をうまく要約したり、いい気づきをピックアップしたり、補足説明を行ったりするなど、学生全員が本日の講義内容に導入できるようにフォローをしている姿が印象的であった。

遠藤 健哉 教授「組織イノベーション論」

 そして、本日の講義が始まった。頭の体操で考え、気づいた点等と連動し、スムーズに講義内容に繋がっている工夫が感じられた。講義はスライドを投影し、レジュメの穴あき部分について詳細な説明が行われた。回答は赤字で目立つようにスライド内に記載されていた。説明をする中で、先生は学生たちの反応を確認しながら話す速度を調整したり、分かりにくい単語については知っているかどうか確認をしたり、常に学生に意識を向けていた。
 最後に、本日の講義内容の整理として、モデル図の説明に入った。講義内容の復習も兼ねてまとめの説明が行われながらモデル図の空白を埋め、徐々に図が完成していく流れであった。企業や消費者、また企業内の動きなどが、この1枚のモデル図で理解でき、学生たちの理解を促すための工夫であることが感じられた。そして、次回の授業についての予告や中間試験の日程等の説明がなされ、90分の授業が終了となった。

<講義内容のモデル図>

  • 遠藤 健哉 教授「組織イノベーション論」

  • 遠藤 健哉 教授「組織イノベーション論」

講義内容の再確認を行いながら、先生が説明を加え、徐々に図が完成していく。

教員インタビュー(Q&A)

Q.授業のポイントを教えてください。

A.  授業は「4つのポイント」を意識して行っています。
1点目レジュメの文章を穴あきにして、未完成の状態で配付していることです。穴あき部分を学生自身に記入してもらうため、集中して積極的に授業に参加してくれる様子が見られます。メモの取り方次第で、学生個々の特徴あるレジュメができあがっています。学生同士でもレジュメを見せ合いながら、「〇〇さんのレジュメはすごい!」「これは分かりやすくまとめてあるね!」などの意見も聞くことがあります。
2点目は、授業中にクイズのようなお題を学生に出し、「頭の体操」を行っていることです。お題は身近なものに設定することを心がけています。
3点目は、授業内容で分かりにくいものについては、身近なことや具体的な事例に置き換えて説明するように心がけていることです。
4点目は、授業で扱うテーマごとに、その関連が分かるよう、1枚にビジュアル化(図式化)することを心がけています。図になった方が学生の印象にも残りやすいと思っています。この図は配付せず、スライドで投影して学生に書き写してもらっています。授業改善アンケートの自由記述欄から、このビジュアル化した図が細かすぎるという指摘もあったので、今年度は改善につなげました。

Q.授業時間内の学生との関わり方を教えてください。

A.  授業中に行う「頭の体操」では、テーマを出してレポートを書いてもらっていますが、その際に学生から意見を発表してもらう時間を設けています。講義授業ではありますが、手を挙げやすい雰囲気づくりを心がけ、手を挙げてコメントしてくれた学生に対して、「初めて発言してくれたね」「いい視点だね」などの声がけを行い、学生との会話を大事にしています。

Q.授業準備の詳細について教えてください。

遠藤 健哉 教授「組織イノベーション論」

A.  配付用の穴あきのレジュメ(A3サイズ)と、投影用に回答を明記したスライドを作成することが主な準備です。
 また、授業中に行う頭の体操では学生たちにミニレポートを書いてもらっているので、全員分読み込んで、次回の授業にフィードバックする準備もしています。頭の体操用の資料準備もありますので、授業準備には時間がかかります。

Q.学生への期待を教えてください。

A.  学生諸君に対して期待していることは、「考える力をつけてほしい」ということです。学生が社会に出てから環境変化にどう適応するか、困っている人に対してどう支援できるか等、今後直面する場面がたくさんあるでしょうから、それらに対応できるようになってもらいたいと思っています。答えは1つではない!「考える力」とはすぐに身につくものではなく、まず各学問の基礎知識が必要です。基礎知識を学ぶ中でおもしろくないこともあるかもしれませんが、将来の考える力の広がりにつなげるため、今はしっかりと授業を受けてもらいたいと思っています。

学生インタビュー(Q&A)

Q.この授業を履修したきっかけは何ですか?

A. 2年次に「組織論」を履修していておもしろいと感じたため、この授業も履修しようと決めました!

A. 将来の夢があり、そのために知識を得たくて履修しています。週2回の授業は大変だけど、自分の夢のために学びたいという気持ちの方が大きいので全く苦ではありません。

A. もともと経営関係に興味があり、遠藤先生の授業を後期にまとめて履修しています。通年で履修したものもありますが、その授業も多くのことが学べて、履修してよかったと感じています!

Q.印象に残った授業内容はありますか?

A. 特にこの授業、というわけではなく、身近だけど知らなかった!ということを普段から教えてくれます。新しい視点で物事を見られるようになって、授業がおもしろく感じます。

A. 特許に関する授業が印象に残っています。このほか、大小構わず身近なことや解決方法を教えてもらえるので、毎回の授業を興味深く聞いています

A. 毎回の授業で多くの実例を教えてもらえます。もともと知っていた大企業のほか、知らなかった企業のことも具体的に知ることができました。

Q.他の学生へのメッセージがあれば教えてください。

A. 先生がとても優しいですよ!熱心で親身なので、こちらもやる気が出ます!

A. 毎回の授業におもしろい発見があり、学んでいる実感が得られますよ。知識もたくさん身につきます!やりたいことが明確でない人にもおすすめできます!

A. テストは難しいけど、授業でやったところが必ず出るので、しっかり話を聞いていれば大丈夫ですよ!

Q.遠藤先生へのメッセージをお願いします!

A. 社会イノベーション学部の他の先生と一緒にTEDを見て意見交換するランチ勉強会(※)があり、以前同席させてもらいました。とてもいい機会で勉強になりました。また誘ってください! (※社会イノベーション研究科の大学院生と教員がともに学ぶランチ会)

A. 遠藤先生のゼミに入りたいです!よろしくお願いします!

A. 先生がとても熱心で、いつも授業が楽しいです。ありがとうございます!